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精密部品製造業◆電子部品業界向け◆多品種小ロットを高品質で生産

更新日:3 日前

項目

詳細

スキーム

会社譲渡

事業内容

電子部品業界向け精密部品の製造業であり、電子部品を作るための自動機の部品や金型の部品を製造している。


■主な顧客

電子部品製造メーカー


■製品サービス

製品は顧客から指定された材質と寸法精度の機械部品。

大きさは数センチメートルから数十センチメートル、材質は鋼やステンレス・アルミニウムなどの金属や、プラスチック。最高精度で1ミクロンのレベル。


■製品・サービスの販売・提供方法

受注から出荷までの流れ

1.顧客の注文に従い自社で材料(6F材)を手配

2.図面に従って加工方法を決定、所持している多くの精密加工機械の中から精度や能率を考慮して組み合わせを選択

3.情報共有された工程ごとに各加工を作業者が適切な設備で製造

4.検査は製品全数を精密測定機器で実施し、出荷


■事業の強み/差別化ポイント

強み・差別化ポイントは「高品質、多品種小ロット」に徹していること、そして長年培った顧客との信頼関係。

その強みを支える要素として、人材、加工設備、生産システムの3点あり。

①人材は、経験を積んで技術と品質保証マインドを蓄積した青年~中年齢層で固めている。

②加工設備はもともと多種類を保持していたが、一昨年末に国の補助金に合格してさらに充実させた。その機械をうまく組み合わせて最高で1ミクロンの精度や月におよそ500アイテム(一千個)を製造することが出来る。

③自社開発の生産管理システムにより多品種小ロットの製造を可能にしている。

これらを最終的に、高性能の測定機器を用いた全品検査で保証している。


■補足情報

現在の経営方針である「高品質で多品種小ロット」を維持し、ものづくりに情熱を持った経営者であれば社員は皆協力して会社の発展に努めてくれ、顧客との信頼も維持できると考えている。

現社長も一定期間はアドバイスする立場で会社に残り、承継が軌道に乗るために尽力したいとのこと。

業種

製造用機械・部品

譲渡希望金額

7,500万円〜1億円

希望金額の根拠

TRANBIに掲載されている、類似規模・類似業種の案件を参考に価格を設定しました。

経営者続投

いいえ

事業形態

-

所在地

岡山県

設立年

-

従業員数

10人以下

譲渡資産

不動産,設備,在庫,営業権・FC,特許,ノウハウ,ソフトウェア,ウェブサイト・アプリ,SNS/ECアカウント(譲渡可能な旨を運営会社に確認済み)

本社社屋と土地は現在取締役からの賃貸であり、一旦はそのまま賃貸とした。将来的には合わせて売却することもあり。

M&A交渉対象

法人、個人(会社代表・役員)、個人(会社員・自営業等)

自走可能

いいえ

重視する点

価格

譲渡理由

後継者不足のため(事業承継)

社長の年齢的に事業承継を考える時期に来ているが、社長夫妻にはご子息がおられないため、第三者に譲渡したい。

専門家

専門家による代理掲載案件

財務概要

売上高

1億円〜2億5,000万円

営業利益

赤字

減価償却費

1,000万円〜2,500万円

役員報酬総額

1,000万円〜2,500万円

現預金残高

5,000万円〜7,500万円

有利子負債

1億円〜2億5,000万円

純資産

2,500万円〜5,000万円

評価

B+

コメント

(良い点)

岡山の精密部品製造業者の会社譲渡案件。強み・差別化ポイントは「高品質、多品種小ロット」に徹していること、そして長年培った顧客との信頼関係とのこと。加工設備はもともと多種類を保持していたが、一昨年末に国の補助金に合格してさらに充実させたということもあり、人材、加工設備、生産システムを引き続き、うまく組み合わせて強みを活かした経営ができれば、事業拡大を図れる可能性を感じる。


(注意点)

営業利益が赤字となっている点が気になるところ。ただし、減価償却費などを考慮したEBITDAベースでは黒字の可能性もあり、丁寧な確認が必要そうだ。純資産はプラスではあるが、現預金残高に比べて有利子負債は多い印象なので、会社の財務状況や今後の見通しも気になるところではある。ただ、その他の点について現時点では案件検討推進上の懸念点はない印象。念のため、製造設備や機器の状態などは現地でも確認し、取得後に思わぬ修繕費や追加の設備投資が発生しないように注意すべきだろう。


本件は専門家による代理掲載案件なので、成約時等に取得費とは別に、専門家への報酬の支払いが発生するだろう。


(譲渡価格)

営業赤字幅がどれくらいなのか、役員報酬総額のうち退任予定の役員がどれほどいるのか、またその役員が抜けても事業運営上問題はないのかなど考慮すべき点はいくつかあるが、現時点の財務情報だけだと、譲渡希望金額の7,500万円〜1億円は割高な印象だ。


(取得後の経営)

対象会社の規模や従業員数、譲渡理由が事業承継であることを考えると、副業や兼業として取り組むべき案件ではなく、対象会社をしっかりと引き継いでいく心づもりや熱意で取り組むべき案件だろう。


(全体評価)

会計上の営業利益は赤字であるものの、取得後の実態的な営業利益がどれくらいになるかを丁寧に確認し、検討を進めて欲しいところ。有利子負債がやや重い印象があるが、営業利益やキャッシュフローが十分に出る見込みが立つのであれば、大きな問題はないと思われる。現地で設備状況なども丁寧に確認しつつ、検討を進めてみて欲しい。興味関心のある業種やエリアであれば、まずは実名開示依頼をして追加の資料情報を取得しつつ、検討を進めてみて欲しい案件だ。


※1

この評価は、対象会社や事業、もしくはその関係者の評価を表すものではなく、公開されている限定的な情報をもとに株式会社Shylphが独自に判断するM&A案件としての評価です。案件への取り組みやすさや、取得後の経営の難易度等を総合的に判断して評価をつけていますが、案件成約を保証するものではなく、最終的にはご自身の判断で案件をご検討いただくことを前提としています。


※2

公開された限定的な情報をもとに株式会社Shylphが独自に判断しコメントしたものであり、その内容の正確性、真実性、網羅性等を担保するものではありません。


評価基準の明記

A:懸念点無し、すぐに案件検討進めるべき

B+:ほぼ懸念点無し、1〜2点確認して案件検討を進めるべき

B-:懸念点有り、懸念点を確認しつつ案件検討を進めるべき

C:多数の懸念点あり、多くの懸念点があり慎重に案件検討を進めるべき

D:案件検討しない方がよい、またはM&Aの案件ではない


No.240117



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株式会社Shylph(シルフ)では、個人M&Aの買い手に特化した伴走支援【M&Acompass】を提供しています。M&Acompassは、これまでM&Aの専門家のサポートが十分に届いていなかった個人の買い手向けの伴走支援であり、成約を目指すための戦略立案・案件探しといった初期的な工程からクロージングまでを支援するサービスです。


後継者不在などで事業承継の問題を抱えている企業や事業の譲受や引き継ぎに関するサポート体制も万全です。2023年からサービスを本格的に提供し始め、現在、入会者および成約者も増加中!!


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